帰国から2年

帰国してから2年が経とうとしています。

任国で知り合った隊員や専門家、事務所の職員たちも
ほとんど任期満了で帰国しました。

2年経っても変わらないこと、変わったこといろいろです。

残った習慣・感覚
・紙幣はいまだにポケットに直に入れている
・曇りが好き
・探検が好き
・ステーキは単品で注文
・10時間のバス移動は余裕
・体格のいい外国人にも物怖じせず、むしろ話かける

またなにかの機会に、獲得したり失ったりしたものを棚卸しします。

帰国隊員の進路

帰国して半年が経ちました。3年ぶりに日本で迎える新年度です。
帰国後の進路として、小さな会社に転職しました。

周りの帰国隊員の進路を見渡してみると、
ある種の傾向が見えてきます。

統計的なデータはJICAが公開していて、
おおまかに言うと、半分が就職、四分の一が現職参加復帰、
残りの四分の一を、進学・バイト・家事手伝いがわけあってます。

統計は統計に過ぎず、実感として感じられるのは、
現職職場復帰組は案外すぐにはやめないのと、
退職参加の人たちはかなり少ないパターンで
次のステップを選んでいるということです。

主なパターンとしてはこんな感じです。
・海外属性の付いた日系中小企業
・教員や自治体職員、JOCAなどの地域職
・任国で現地採用、永久就職
・引き続きモラトリアム、消息不明

だいたいこれらで8割くらいの体感です。
大企業をやめてきた人で大企業に戻るパターンや、
ガチガチの日本企業に転じるパターンはかなりレアです。

これが1〜2年経つとまた変わるのかもしれません。
現職参加組が退職したり、中小企業組の海外駐在、
JOCA修行を終えボランティア調整員になるなど、
世界中に散る傾向がさらに増していきそうです。

帰国後のTOEIC

11月に受けたTOEICの結果が出ました。
目標の900点を超えることができました。

派遣前は800点台だったので、900点台の大台に初めて乗り、
目に見える形でレベルアップ感を感じられてよかったです。

900点台後半、990満点というマニアックな世界もありますが、
自己目的化の愚を避ける意味でも、TOEICはここで一旦卒業し、
TOEFLの勉強に戻ります。次なる目標はTOEFL100点超え。

あまりにも険しい道ですが、仕事のほうでも実益が出てきているので、
継続学習でチャレンジしていきたいと思います。

講師としての任国事情 in 二本松訓練所

派遣前訓練の一環で「任国事情」というプログラムがあります。
一言で言うと、任期を満了して帰国したボランティアが
訓練生に対し任国の活動や生活について生の情報提供をするものです。

2年前は訓練生として、任国事情の講師から貴重な情報を頂きましたが、
今度は講師として、訓練生にインフォメーションする側になりました。

協力隊活動の2年間は個人にとってかなり主観的なものだと思っています。
強い思い入れや思い込みがあり、誰とも違うひとりひとりの物語があるので、
客観的な語りなどなかなかできません。

また語り過ぎでもいけません。自分で開拓していくのが醍醐味だからです。
地図に載っていないような土地をめぐり、新たな地平を切り拓き、
自分だけの世界を作っていくことが可能な2年間の海外途上国生活です。

今日はそんな独りよがりだけど控えめなスタンスで任国事情に臨みました。
やっぱりしゃべりすぎてしまいましたが、少しでもお役に立てれば幸いです。

これから任国派遣される訓練生のみなさん、頑張ってください。
協力隊派遣という機会を最大に活かしてください。

また、これにとどまらず今後も公私を問わずさまざまな場面で
協力隊活動を語っていきたいと思っています。

途上国生活技法Vol.3〜コーヒーの入れ方

途上国でこそコーヒーのある暮らし。

任国の大半は熱帯に位置しているので、
新鮮な豆が現地で入手可能です。

私はタンザニアのモシ(キリマンジャロ南麓)の老舗、
ユニオンコーヒーの豆を買って飲んでいます。

任国生活にはフレンチプレス式がオススメ

一番簡単なのは、豆を手で挽き、フレンチプレスで濾す方式です。

手動ミルはポーレックスなどの小型のものを日本から持っていくといいです。
プレスは小型のものを現地調達しました。

道具が少なくて済み、買い物も洗い物もミニマムなので、アウトドアにも向いています。
停電中でも焚き火で湯を沸かせば飲めるし、フィルターを常備する必要もありません。

フレンチプレス式はペーパードリップと違って紙で濾さないので、豆の油脂も一緒に飲めます。
いまコーヒーオイルの健康効果とともにフレンチプレスが注目されています。

味の面では、ペーパードリップのすっきりした味と比べると、
豆本来の個性がダイレクトに出てくるため、美味しい新鮮な豆を楽しむのに最適です。

ペーパードリップという選択も…

もうひと手間がかかりますが、ペーパードリップ式もオススメです。
一連のプロセスの楽しみとすっきりとした味わいが特徴です。

ペーパードリップ式には全自動マシンもあります。据え置き型のため自宅専用ですが、
おいしいコーヒーを何杯も同時に作れるため、家族暮らしや来客の多い家向きです。

■フレンチプレス式コーヒーの入れ方(カップ1〜2杯)

用意するもの
□水
□豆
□電気ケトル/やかんと火
□ミル
□プレス
□コーヒーカップ/マグカップ

作業時間
・10分

作業手順
1.電気ケトルや焚き火などで湯を沸かす
2.その間にミルに豆を入れて手で挽く(20gで2分くらい)
3.プレスに挽いた豆と湯を入れて4分蒸らしプレスする
4.カップに注ぐ
以上

■ペーパードリップ式コーヒーの入れ方(カップ1〜2杯)

用意するもの
□水
□豆
□電気ケトル/火
□やかん
□ミル
□ドリッパー
□紙フィルター
□コーヒーカップ/マグカップ

作業時間
・12分

作業手順
1.電気ケトルで湯を沸かしやかんに移す/焚き火にやかんをかけ湯を沸かす
2.その間にミルに豆を入れて手で挽く(20gで2分くらい)
3.マグカップ上にドリッパーを置き、フィルターを敷き、その上に挽いた豆を載せる
4.やかんでドリッパーの上から湯を注ぐ
以上

■ペーパードリップ式全自動マシンでのコーヒーの入れ方(カップ〜5杯)

用意するもの
□水
□豆
□全自動コーヒーメーカー
□紙フィルター
□コーヒーカップ/マグカップ

作業時間
・2分

作業手順
1.コーヒーメーカーに水、フィルター、豆を入れてスイッチを押す
2.カップに注ぐ
以上

帰国後の携帯電話事情2〜格安SIM

携帯電話の回線契約をめぐる状況は2年間で大きく変化し、
MVNOの格安SIMが普及段階に入りました(たぶん)。

いつ世界のどこに飛ぶ(飛ばされる)かもわからない不安定な身分なので、
日本ではSIMフリー端末に縛り期間のない/短い格安SIMを挿して使うのがベターで、
各社の格安SIMを比較検討した結果、OCNモバイルONEの音声通話対応SIMの
500kbps制限&月15GB制限が自分にとってはベストだと判断。

根拠としては、自分はライトユーザなので500kbpsしか出なくていい、
でも電番やSMSはいつ何に必要になるかわからないのでとりあえず確保して、
さらに元々使っていた050plusが付加サービスとして無料で付いてくるので、
税込で2700円という支払いはなかなかわるくないんじゃないか。

そんな感じで、Amazonでパッケージを買って、OCNと契約しました。

MVNOが様々な低価格プランを打ち出して競争することでコスパも上がり、
サービスの選択肢も増え、ユーザにとっては有り難い限りですが、
3大キャリアにとっては苦しい時代です。

3社とも音声通話がかけ放題になるプランをスタートさせたようですが、
格安SIMにしただけで3〜4000円のコストダウンになるので、
それ以上電話をする人にしか刺さらない限定的な施策です。

しかもコミュニケーションの主役は音声通話からLINEやSNSなどに変わってきていて、
どうしても電話する必要があるときは、アプリ内の無料通話を使えばいい。
SkypeやFBメッセンジャーなどでも無料通話が可能です。すでにかけ放題状態。
なおVoIPの最大の課題は音質でしたが、これもかなり改善されてきており、
キャリア提供の電話との差が縮まってきました。

帰国後の携帯電話事情1〜SIMフリーiPhone

任国に持っていく携帯電話・スマートフォンは何がベストか。
私はSIMフリーの端末を持っていくことをオススメします。

任国では街でSIMカードを買って、SIMフリーの端末に挿し、
適宜チャージして使うプリペイドの方式が一般的です。
SIMフリー端末のメリットは、普段使いの端末はそのままに、
国や番号を変えられることです。

ちなみに私は赴任前からSIMフリーのiPhone4を使っていたので、
それを任国に持っていき、任国のプリペイドSIMを買って挿して使いました。

赴任した2013年当時でもiPhone4は旧世代モデルだったので、
壊れ次第日本から新しいのを送ろうと考えていましたが、
結果的に丸2年持ちこたえ、砂嵐巻き起こる砂漠の国で、
40℃の酷暑の夏を3回経験し、元気に動いています。

生き残れた理由としては、頑丈なカバーの存在があります。
iPhone4にはLIFEPROOFの耐衝撃・防水防塵ケースが最強コンビでした。
大げさなくらいマッチョなカバーを付けていくことをオススメします。

でもバッテリーは丸1日持たないし、iPhone4はiOSも9から非対応で、
ハード的にもベンダから見捨てられたので、素直に買い替えることにしました。

アップルストア銀座へ

そんなわけで帰国早々アップルストア銀座に繰り出すと、
いま流行のインバウンド消費(中国人の爆買い)の真っ只中で、
前週のiPhone6sリリースも重なり店内は大盛況でした。

最新モデルのiPhone6s(16GB)はSIMフリー版で9万円弱、
型落ちのiPhone6(16GB)SIMフリー版は7.5万円弱でした。

型落ちのSIMフリー版を買う理由とは?

新しさに惑わされそうになりながらも、型落ちの方を選んだのは
少し安いのと、発売から1年経てばハードもソフトも一通り安定するからです。

出たてが怖いという考えは昔からで、精密機器の定番商品は
レイトマジョリティくらいのタイミングが落とし所です。

あとSIMフリーなのは、自由だからです。日本国内でしか利用できない上、
2年のうち23ヶ月は違約金なしに解約できないのは不自由の極みです。
継続契約のメリットよりも随時解約のメリットのほうが余裕で勝ります。

そんなわけで、いま手元には新品のiPhone6SIMフリー版があるわけですが、
早速iOSを9.0.2に上げて、新しいインターフェース、アプリなどを試しています。
SIMフリー端末用の日本国内向け格安SIMの入手は、別記事に書こうと思います。

帰国(任期満了)

本日、2年間の任期を終えて、無事日本に帰国しました。

隊員にとって「無事かえる」ことは、最も大切なことです。

病気も怪我も事故もなく2年間を全うできたのは
幸運によるところが大きいです。

運以外でも、夜出歩かないなど、当たり前のルールが
身に付いて、リスクを最小化できたこともあります。

とにかく帰って来られてよかった、という安堵感も束の間、
日本での忙しい日々がすぐに始まろうとしています。

荷造り(帰国に向けて)

日本への帰国に向けて、荷造りをしました。

おとなしく超過料金を払うのもひとつの選択ですが、
重量制限目一杯に荷造りをするゲームをやっているような感覚です。

手荷物(計量なし)
・ポーチ
・リュック
・トートバッグ

預け荷物(23kg×2)
・スーツケース
・バックパック

手荷物側は重量を計られることがまずないので、書籍などの重いものを手荷物側に寄せて、
比較的軽めでかさばるものを預け荷物側(23kg×2)に限界まで詰め込みます。

重量制限はなんとかクリアできそうですが、問題はトランジットの南アと香港で、
時間が少ない中でかなり歩かされるため、しんどい乗り継ぎになりそうです。笑

ナミビアのおみやげ

日本への帰国に向けて、ナミビアの首都ウィントフックに上がってきています。
銀行口座の解約などの事務手続きを進めるかたわら、日本に持ち帰るおみやげを選んでいます。

ナミビアのおみやげといっても、”This is Namibia”的なものがあまりなく、
おみやげ選びに苦労する人が多いです。私が選んだものは以下です。

・エナメルのコップ
・ポイキー(三脚の鉄鍋)
・民族衣装
・布

実はこれらは南アもしくは中国製で、ナミビアオリジナルではないのですが、
ナミビアではありふれているけれども日本では入手困難という観点で選んでみました。

その他には、ルイボスティーや赤ワインなど、南部アフリカ原産のもので、
日本では割高になるものを買おうと思っています。