ナミビアの飲酒文化その1〜アパルトヘイトとシャビーン

ナミビアには都会にも田舎にもそこらじゅうにバーがあります。
ナミビアではバーのことをシャビーン(shebeen)と呼んでいます。

シャビーンはいまや近所の酒場くらいの意味で使われますが、
実は天下の悪法アパルトヘイト(人種隔離政策)と縁の深い言葉です。

アパルトヘイトの頃、白人は白人専用のバーでビールを飲む一方で
黒人はそのバーに立ち入ることはおろか飲酒自体禁止されており、
黒人はタウンシップという黒人居住区で密造酒を作り、
違法販売をするようになりました。

シャビーンは、アイルランド起源のseibin(小さなマグカップ、安いビール)
という言葉に由来するのですが、上記の歴史を経て、南アでは密造酒、闇酒場
といった意味合いを帯びるようになりました。

さらに禁酒政策緩和後も、シャビーンは黒人たちの社交場として機能し、
今日のような用法に落ち着きました。

次記事(ナミビアの飲酒文化その2)に続きます。

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