カテゴリー別アーカイブ: Life in Namibia

途上国生活技法Vol.3〜コーヒーの入れ方

途上国でこそコーヒーのある暮らし。

任国の大半は熱帯に位置しているので、
新鮮な豆が現地で入手可能です。

私はタンザニアのモシ(キリマンジャロ南麓)の老舗、
ユニオンコーヒーの豆を買って飲んでいます。

任国生活にはフレンチプレス式がオススメ

一番簡単なのは、豆を手で挽き、フレンチプレスで濾す方式です。

手動ミルはポーレックスなどの小型のものを日本から持っていくといいです。
プレスは小型のものを現地調達しました。

道具が少なくて済み、買い物も洗い物もミニマムなので、アウトドアにも向いています。
停電中でも焚き火で湯を沸かせば飲めるし、フィルターを常備する必要もありません。

フレンチプレス式はペーパードリップと違って紙で濾さないので、豆の油脂も一緒に飲めます。
いまコーヒーオイルの健康効果とともにフレンチプレスが注目されています。

味の面では、ペーパードリップのすっきりした味と比べると、
豆本来の個性がダイレクトに出てくるため、美味しい新鮮な豆を楽しむのに最適です。

ペーパードリップという選択も…

もうひと手間がかかりますが、ペーパードリップ式もオススメです。
一連のプロセスの楽しみとすっきりとした味わいが特徴です。

ペーパードリップ式には全自動マシンもあります。据え置き型のため自宅専用ですが、
おいしいコーヒーを何杯も同時に作れるため、家族暮らしや来客の多い家向きです。

■フレンチプレス式コーヒーの入れ方(カップ1〜2杯)

用意するもの
□水
□豆
□電気ケトル/やかんと火
□ミル
□プレス
□コーヒーカップ/マグカップ

作業時間
・10分

作業手順
1.電気ケトルや焚き火などで湯を沸かす
2.その間にミルに豆を入れて手で挽く(20gで2分くらい)
3.プレスに挽いた豆と湯を入れて4分蒸らしプレスする
4.カップに注ぐ
以上

■ペーパードリップ式コーヒーの入れ方(カップ1〜2杯)

用意するもの
□水
□豆
□電気ケトル/火
□やかん
□ミル
□ドリッパー
□紙フィルター
□コーヒーカップ/マグカップ

作業時間
・12分

作業手順
1.電気ケトルで湯を沸かしやかんに移す/焚き火にやかんをかけ湯を沸かす
2.その間にミルに豆を入れて手で挽く(20gで2分くらい)
3.マグカップ上にドリッパーを置き、フィルターを敷き、その上に挽いた豆を載せる
4.やかんでドリッパーの上から湯を注ぐ
以上

■ペーパードリップ式全自動マシンでのコーヒーの入れ方(カップ〜5杯)

用意するもの
□水
□豆
□全自動コーヒーメーカー
□紙フィルター
□コーヒーカップ/マグカップ

作業時間
・2分

作業手順
1.コーヒーメーカーに水、フィルター、豆を入れてスイッチを押す
2.カップに注ぐ
以上

荷造り(帰国に向けて)

日本への帰国に向けて、荷造りをしました。

おとなしく超過料金を払うのもひとつの選択ですが、
重量制限目一杯に荷造りをするゲームをやっているような感覚です。

手荷物(計量なし)
・ポーチ
・リュック
・トートバッグ

預け荷物(23kg×2)
・スーツケース
・バックパック

手荷物側は重量を計られることがまずないので、書籍などの重いものを手荷物側に寄せて、
比較的軽めでかさばるものを預け荷物側(23kg×2)に限界まで詰め込みます。

重量制限はなんとかクリアできそうですが、問題はトランジットの南アと香港で、
時間が少ない中でかなり歩かされるため、しんどい乗り継ぎになりそうです。笑

ナミビアのおみやげ

日本への帰国に向けて、ナミビアの首都ウィントフックに上がってきています。
銀行口座の解約などの事務手続きを進めるかたわら、日本に持ち帰るおみやげを選んでいます。

ナミビアのおみやげといっても、”This is Namibia”的なものがあまりなく、
おみやげ選びに苦労する人が多いです。私が選んだものは以下です。

・エナメルのコップ
・ポイキー(三脚の鉄鍋)
・民族衣装
・布

実はこれらは南アもしくは中国製で、ナミビアオリジナルではないのですが、
ナミビアではありふれているけれども日本では入手困難という観点で選んでみました。

その他には、ルイボスティーや赤ワインなど、南部アフリカ原産のもので、
日本では割高になるものを買おうと思っています。

途上国生活技法Vol.2〜たらい風呂

途上国生活技法シリーズ第2弾は入浴です。

6月になり、ナミビアにも本格的な冬がやってきました。
今年は特に冷え込みが厳しく、明け方はひと桁台の気温になり、
寝起きに浴びる水シャワーは拷問です。

この国に来てから4度の引っ越しをしましたが、いずれもバスタブがなく、
シャワーのみの浴室でしたが、工夫次第で湯船に浸かることができます。

方法としては、大人が入れるくらいの特大のたらいをシャワールームに置き、
バケツヒーターでお湯を沸かし、シャワーの水で薄めて適温を作り浸かります。

目的:
・お湯で心臓に負担なく自然に目を覚ます(朝)
・お湯でリラックスし、疲れを癒やす(夕)
・お湯で毛穴を開き、体の汚れを落とす
・お湯で体を温め、免疫力を高める

用意するもの:
・水(50リットル程度)
・特大のたらい
・バケツ大の給湯器
・電源
・棒

所要時間:
・30分(実働5分)

手順:
・たらいにバケツ3杯分の水を張る
・給湯器でバケツ1杯分の熱湯を沸かし、たらいに流し込む
・棒でかき混ぜて適温を確認したら完成

補足・感想:
バケツヒーターが入手できなかった代わりに、バケツ大の給湯器を見つけたので、
それを使っています。作業時にやけどしないように気を付けていますが、
15リットルの熱湯を運ぶのは毎回かなりの緊張感があります。
蛇口をひねればお湯が出る暮らしを懐かしむばかりです。

途上国生活技法Vol.1〜スパゲティ1分茹で

途上国生活技法は必要に迫られて調べたり編み出したりするものが多いですが、
サバイバル、エコ、節約などにも通じるため、途上国に限らず世界中どこでも利用可能で、
この機会に身に付けたライフスキルは一生役立てられそうなものも多いです。

たとえばスパゲティの茹で方。スパゲティは「早安楽」の自炊の定番メニューですが、
麺茹でに火力を要するところがネックです。でもこの過程を簡単に短縮する方法があります。
やり方は麺を事前に1時間水に漬けておくだけです。

用意するもの:
・スパゲティ
・水
・タッパー
・ざる
・鍋

手順:
・タッパーに水を張り、スパゲティを投入し1時間漬けてふやかせる
・ふやかせたスパゲティをざるにあげて水を切る
・鍋で湯を沸かして、水を切ったスパゲティを投入
・鍋にフタをして1分間茹でる
・再び茹でたスパゲティをざるにあげて湯を切る
・ソースにからめるなどして完成

仕込みにひと手間ありますが、調理時間と電気代は半分以下になります。
通常のやり方との違いは、麺の食感が多少もっちりすることくらいで、
見た目も味も遜色なく、他のパスタや麺にも応用できそうな方法です。

ナミビアの飲酒文化その3〜シングルタスクとオシフィマ

私の同僚のナミビア人たちの飲み方は独特です。安易な一般化は避けたいですが、
近所のナミビア人も同じような飲み方をしている人が多いように感じます。

どんなふうかと言うと、まず空きっ腹でシャビーンに行っては
何時間も飯抜きで酒を飲み続けます。そして十分に飲んだら帰宅。
そのあとは飲まずにしっかりご飯を食べる。ご飯が済んだらすぐに寝る。
そんな「シングルタスク」スタイルの人をよく目にします。

つまみを好む日本人にとってはひどく口さみしく暇な時間です。
さらに飲み始めると99%現地語になってしまうので疎外感も半端なく、
酔いに身を任せて微笑んでいるしかないのがビジターのツライところで、
現地語習得の必要性とともに住民同化主義の限界を感じます。

ただこの飲み方なら飲み過ぎてリバースすることもなく、
また深夜までだらだら飲み続けることもないのがメリットです。

帰宅してからは「オシフィマ」で〆ます。

オシフィマというのは、火をかけた鍋にメイズ(モロコシ)
またはマハング(トウジンビエ=パールミレット)の粉をお湯で溶き、
練り固めていくオバンボ族の定番料理で、ナミビアの国民食です。

この料理は南アではパップ、マラウイやザンビアではシマ、
ケニアなどではウガリなど国や部族によって呼び方が異なりますが、
アフリカで生活したことのある人にとってはお馴染みのアレです。
ナミビアではこれを鶏肉や牛肉の煮込みとともに食べるのが定番です。

ナミビアの飲酒文化その2〜タッフェルとプニャプニャ

私は下戸の部類なので、自分から積極的に酒場に行くことはないのですが、
金曜の夜にもなれば同僚が副業で経営している店に強制的に連れていかれるので、
そこで地域社会の飲酒文化を垣間見ることがあります。

(1)人気のお酒と銘柄

シャビーンでよく飲まれているのはビール、サイダー、赤ワイン、ウイスキーなどで、
銘柄だとビールはナミビア地ビールのタッフェルラガーが北部地域では人気です。

ナミビアの銘酒として名高い切れのあるビントゥックラガーや
濃厚でコクのあるビントゥックドラフトなどと比べると
タッフェルラガーのほうが1ナミビアドル≒10円安く、
軽い味わいなのが庶民層に好まれる理由でしょうか。

サイダー(代替ビール)は南部アフリカでお馴染み、南ア産のハンターズとサバナドライ、
赤ワインは南ア産のタッセンバーグ、ウイスキーはなぜかホワイトホースが定番です。

(2)カクテル系

ナミビアで初めて見て新鮮だったのが、赤ワインのコーラ割りカクテルで、
ナミビアではプニャプニャ(PunyaPunya)と呼んで親しまれています。
タッセンバーグ自体は渋すぎてそのままでは飲みにくいのですが、
コーラで割るとサングリアのようなテイストになり飲みやすくなります。

あとは、ホワイトホースのアップルタイザー割りもたまに見かけます。
アップルタイザーというのは南ア産のりんご味の炭酸飲料です。

次記事(ナミビアの飲酒文化その3)に続きます。

ナミビアの飲酒文化その1〜アパルトヘイトとシャビーン

ナミビアには都会にも田舎にもそこらじゅうにバーがあります。
ナミビアではバーのことをシャビーン(shebeen)と呼んでいます。

シャビーンはいまや近所の酒場くらいの意味で使われますが、
実は天下の悪法アパルトヘイト(人種隔離政策)と縁の深い言葉です。

アパルトヘイトの頃、白人は白人専用のバーでビールを飲む一方で
黒人はそのバーに立ち入ることはおろか飲酒自体禁止されており、
黒人はタウンシップという黒人居住区で密造酒を作り、
違法販売をするようになりました。

シャビーンは、アイルランド起源のseibin(小さなマグカップ、安いビール)
という言葉に由来するのですが、上記の歴史を経て、南アでは密造酒、闇酒場
といった意味合いを帯びるようになりました。

さらに禁酒政策緩和後も、シャビーンは黒人たちの社交場として機能し、
今日のような用法に落ち着きました。

次記事(ナミビアの飲酒文化その2)に続きます。

ナミビアの肉食文化〜ブラーイとカッパーナについて

ナミビアには「ナミビア料理」と個別に呼べるほど洗練された食文化はないのですが、
狩猟や牧畜の文化と相まって、バーベキューが盛んです。

(1)ブラーイについて

ナミビアではバーベキューのことをブラーイ(Braai)と呼んでいます。

ブラーイはその名前とともに南ア統治時代にナミビアにもたらされたもので、
ナミビアに限らず、南ア周辺国ではおなじみの料理です。

ナミビアでは、ホームパーティや冠婚葬祭などで好んでブラーイをするため、
自ずと隔週か月1くらいのペースでブラーイをやることになります。

私自身、去年1年間で20回以上ブラーイパーティに参加しています。
日本人でやるブラーイで火付け係を担当するうちに
火起こしも上手にできるようになりました。

(2)カッパーナについて

ブラーイのほかにもう一つ、ナミビアの肉食文化を語る上で外せないのが
カッパーナ(Kapana)と呼ばれるバーベキュー肉を量り売りする露店です。

中・長距離バスのバス停付近や、各タウンに設けられたオープンマーケットでは
肉を焼いて細かく刻んで売っているカッパーナを目にします。

カッパーナは道端のスナックとしてナミビア人に人気で、
ナミビアに住む日本人にもハマる人が多く、私もよく利用します。

10ドル分下さいというふうに注文するとすぐに、その分の肉を切り分け、焼き、
一口大に刻んで提供してくれます。客はそれを指でつまみ、スパイスをまぶして食べます。
その場で食べても良し、スパイスとともにテイクアウトしてもOKです。

肉の種類は牛肉が主で、部位は色々。
ホルモン系もあり、臓器の英単語を覚えていくとベターです。

調味料は定番のブラーイスパイスのほか、タレはトマトとタマネギを刻んで作ったもの、
胆汁のような内臓系の苦いタレなどもあり、どれもなかなかクセになります。

首都でカッパーナの有名なところは、シングルクォーターズやバナヘダというところですが、
日中でも治安のよくない場所なので、荷物を減らし、周囲を注意しながら立ち寄ります。

ナミビアの鉄道事情〜トランスナミブ鉄道

今日はナミビアの鉄道事情について紹介します。

ナミビアでは、1895年のドイツ領南西アフリカ時代に最初の鉄道が敷かれ、
南ア統治時代に首都を中心に四方八方に延伸し、その半分以上は廃れながらも、
現在も3路線で週6日1日1便で旅客鉄道が定期運行しています。(2015年1月現在)

(1)西行き:ウィントフック⇔スワコップムンド⇔ウォルビスベイ
(2)南行き:ウィントフック⇔キートマンズフープ
(3)北行き:ツメブ⇔オンダングワ⇔オシカンゴ

ナミビアは現在モータリゼーションの只中にあり、市民の移動もマイカーとミニバスが大半です。
国内で最も往来の多い首都ー北部州間の路線は運休中の為、鉄道旅行自体超マイナーな扱いです。

上記3路線で実際に乗ったことがあるのは(2)の南行き路線のみですが、
概ね定刻通りに出発し、並走する国道の車にごぼう抜きにされるくらいノロノロ安全運転で、
事故も年に数回車両故障で停車するのみで、客車内の治安も良好、比較的安心して利用できます。

(1)の西行き路線は、ナミビア大西洋岸の観光都市に向かう夜行列車ですが、
同じ線路で「デザートエクスプレス」という豪華観光列車も運行しています。
ナミビアにいるうちに1度は乗ってみようと思っています。