今日はナミビアの治安について紹介します。少しネガティブな内容を含みますが、
これからナミビアに来る人には知っておいてほしいことなので書きます。
ナミビアは比較的治安がいい国とされていますが、実際に住んでみてどうか。
確かにそう感じます。しかし、それは私が比較的平和な村落部に住んでいるからであって、
国境の町、都市部についてはこの限りでなく、油断ならない状況が続いています。
首都では年明けから相次いで日本人旅行者が強盗被害に遭っています。
集団で物陰に潜んで待ち伏せ、ナイフで脅しながら身ぐるみを剥がす
という悪質なものもありました。
比較的情報を持っていて防犯意識が高いはずの在留邦人でさえ、ここ1年で
空き巣、ひったくり、強盗の被害に遭った人が何人もいます。
しかし対策を怠らなければ防げたものも多いというのが実情です。
たとえば、首都ウィントフックには近寄ってはいけない場所があります。
街の中心部から近い、トリップアドバイザーでも上位にランクインする
欧米人に人気の某安宿の門前で、邦人被害事件が立て続けに起きています。
同じ場所で偶然とは言い切れない頻度で起きているので、宿と賊がグルになって、
日本人を襲っているのではないかとさえ言われています。ここで宿の名前を明かすことは
できませんが、知りたい方は個別に連絡下さい。
あとは、荷物は車道の反対側に持つとか、後方に細かく注意を払うとか、
日の出前・日の入り後は出歩かないとか、そういった基本をいかに
徹底できるかにかかっています。
つい先週泊まった別の安宿のドミトリーでも、金品の盗難事件がありました。
現金やiPhone、ノートPCやデジカメなどが抜き取られたようです。
私の荷物はこじ開けようとした形跡はあったものの、南京錠を2つ使って
がんじがらめに留めていたので、中身は無事。ただナイロン製のバッグだったので、
刃物で切られていたらアウトでした。
このようなインシデントのおかげで、警戒レベルを高く保てているかもしれません。
ここはあくまでアフリカであって、いつなんどきも油断ならないということを
身を持って知る出来事でした。