月別アーカイブ: 2014年10月

ナミビア北部の牧畜事情〜家の近所の動物たち

ナミビアの主要産業は牧畜です。

私の住むナミビア北部では広く放牧が行われており、
村落部に位置する私の家の庭にも日常的に家畜が出入りしています。

というより、放牧地だったところに、家が建ち、庭が区切られたので、
庭に動物が来るというよりも、放牧地に人間が来たというほうが
むしろ正しいのかもしれません。

今日はそんな家の近所で見られる動物を<出る順>で紹介します。

野生動物は意外に少なくカラスのみ、ペットもイヌネコくらいで、
ヤギは人間よりも多く、そこらじゅうにいて自然と視界に入ってきます。
ウマはかなりのレアキャラで月に1回見るか見ないかの出現率です。

ヤギ(出現率★★★★★)
・色・・・2、3色混ざったものが多い。色の要素は茶、黒、白。
・鳴き声・・・メ〜
・餌・・・草食ベースの雑食。主に雑草、残飯、紙切れを食べる。
・調理・・・バーベキュー、煮込み
・味・・・脂が乗って美味。独特の風味がある。

ムナジロカラス(出現率★★★★★)
・色・・・その名の通り胸が白い。それ以外の部分は黒。
・鳴き声・・・ガー
・餌・・・雑食。主に残飯を食べる。

イヌ(出現率★★★★)
・色・・・基本単色。茶、黒、白が多い。薄汚れている。
・鳴き声・・・ワン
・餌・・・雑食。主に残飯を食べる。タマネギも平気で食べる。

ニワトリ(出現率★★★★)
・色・・・2、3色混ざったものが多い。要素は茶、黒、白。
・鳴き声・・・コケコッコー
・餌・・・雑食。主に残飯を食べる。
・調理・・・バーベキュー、煮込み、フライ
・味・・・一般的な鶏肉。これといった特徴はない。

ロバ(出現率★★★)
・色・・・基本2色。腹だけ白く、それ以外の部分は茶か芦毛。全身白はレア。
・鳴き声・・・ヒーホー。悪魔的に気持ち悪い。発情期は鳴きまくって大迷惑。
・餌・・・草食。主に雑草を食べる。
・調理・・・バーベキュー、煮込み
・味・・・賛否が分かれる。臭みが強いが、新鮮なものはイケる。

ウシ(出現率★★★)
・色・・・基本単色。茶、黒、白が多い。
・鳴き声・・・モ〜
・餌・・・草食。主に雑草を食べる。
・調理・・・バーベキュー、煮込み
・味・・・美味。噛ませる肉。

ネコ(出現率★★)
・色・・・基本単色。黒、白、茶が大半。
・鳴き声・・・ニャー
・餌・・・雑食。主に残飯を食べる。

ヒツジ(出現率★)
・色・・・白が多い。毛は短く刈られており、ふかふかしていない。
・鳴き声・・・メ〜。ヤギより鳴き声が力強い。
・餌・・・草食。主に雑草を食べる。
・調理・・・バーベキュー、煮込み
・味・・・ヤギ同様、脂が乗って美味。独特の風味がある。

ブタ(出現率★)
・色・・・茶と黒の混ざった2色のものが多い。柄が汚れのようで汚らしい。
・鳴き声・・・ブー
・餌・・・雑食。主に残飯を食べる。
・調理・・・バーベキュー、煮込み、スペアリブ
・味・・・脂が乗って美味。ローカルでは見た目の醜さからか好まれない。

ウマ(出現率★)
・色・・・基本単色。黒、茶が多い。白はレア。
・鳴き声・・・ヒヒーン。鳴いているところを見ることは少なく物静か。
・餌・・・草食。主に雑草を食べる。

派遣期間中の体重推移(と反省)

任国に派遣されてから先週で1年が経ちましたが、
協力隊は任期の折り返し地点のこの時期に
健康診断を受けることになっています。

一番わかりやすい指標として体重がありますが、
派遣前の健康診断の値を基準に±10kgが閾値と聞きます。

つまり、派遣後に10kg以上痩せてしまったり、
逆に10kg以上太ったりするのはNGということです。

個人的に体重の推移を振り返ってみました。

2012年10月 健康診断時  64kg
2013年6月  訓練所入所時 63kg(−1)
2013年9月  訓練所退所時 66kg(+3)
2013年10月 任国赴任時  66kg(±0)
2014年4月  任国外旅行  76kg(+10)
2014年6月  トレッキング 69kg(−7)

ここ10年くらいは65±3kgの間をウロウロしていて、
訓練所入所時は63kg、訓練所の規則正しい3度の食事で
3kgほど健康的に太り、退所時は66kgでした。

(1)暑すぎて運動不足

1ヶ月弱の現地訓練を終え、ナミビア北部の任地に赴任した11月からは
連日40度超えの暑さで、冷房もなく、家の中を歩くのさえ億劫になり、
一切の運動をしなくなりました。

(2)コーラがうまい

乾季のナミビアは湿度が限りなく0%に近く、それが暑さと相まって、
清涼飲料水をもう飲みまくり。でも、飲まないと死ぬ(本当に死ぬと思う)、
生きるために飲むという感じです。

だから灼けるように暑い途上国で飲むコーラはやたらとうまい。
途上国という埃っぽい雰囲気がそれを助けるのかもしれません。

しかし、1年に数日、旅行者として訪れ、嗜むくらいなら非日常の範疇ですが、
これが習慣化して、毎日がぶ飲みしてしまうことが途上国暮らしの罠です。

(3)ビスケットにハマる

また、南部アフリカでは、パン屋のおじさんのロゴでお馴染みの
ベーカーズというブランドのビスケットがあり、ナミビアでも人気です。
そのシリーズのひとつにイートサムモアというショートブレッドがあり、
その名の通り、Eat Some More(商品名の綴りはEet-Sum-Mor)と思っているうちに
全部なくなっているという危険きわまりないビスケットで、それに一時期ハマりました。

反省を込めて書きますが、イートサムモアを一気食いして、
コーラで流しこんでごろ寝するという日が何日もありました。

(4)グルメツアー

そして4月には隣国ザンビアのリビングストンを訪ね、連日食い倒れ、
たまたま同時期に首都上がりが重なり、やはり連日食い倒れ、
任地に戻って久々に体重を計ったら76kgになっていました。

任地では貧相な食生活をしているので、出掛けると気が大きくなり
反動でつい食べ過ぎてしまうようですが、これも程度の問題です。

(5)トレッキングの前と中で一気にしぼる

さすがに派遣時から10kgの増量はまずいと思い、食事制限を始め、
また6月にはトレッキングが控えていたので、ロードワークを再開。
なんとか70kgを割り込めたものの、体の重さに苦しめられる山行でした。

(6)健康診断に向けて

水分を白湯やお茶で取るようにしてから、体重はさらに減少傾向です。
しかし、またあの暑い夏が始まりつつあり、運動不足が懸念されます。
暑い国で運動を続けるにはどうしたらいいのか、悩みどころです。

アフターファイブの過ごし方

ナミビアの役場勤めは、朝が早めで8時に始まり、
昼の1時から1時間昼休みで、夕方5時には帰宅です。

ちなみに日本で会社員をやっていた頃の1日の流れはこんな感じでした。

朝9時出勤で、昼の12時までの3時間が超集中のゴールデンタイム。
12時から1時の昼休みはランチとパワーナップで束の間リフレッシュし、
午後一から4時までの3時間もやっぱり超集中のゴールデンタイム第二弾。

4時くらいから日報を編集しはじめ、1日を振り返りつつ明日を見据え、
5時以降は少しテンションをゆるめてリラックスモードに構え直し、
21時過ぎまでじっくり物を考えつつ納得したものを作るという流れでした。
繁忙期はその後もうひと頑張りして、終電まで粘ったりしていました。

それがいまは朝の一本目からいきなり5時間あって昼休みが待ち遠しく、
他方、午後は3時間だけとやや短く不完全燃焼になりがちで、調子が狂います。
しかし、少ない業務量にたっぷりすぎるくらいの時間をかけられるので、
未済のタスクも遠慮無く翌営業日に繰り越し定時で帰っています。

日本にいた頃の、早くてアフターナイン、遅くともアフターイレブンという
時間感覚は遠い昔のことのようで、いまはアフターファイブを満喫できています。
なにかと「手動」な家事をこなしつつ、趣味の読書や映画鑑賞、1日の振り返り、
語学、肉体改造など、外に出られない夜長に家で好きなことをやっています。
項目別にまとめるとこんな感じになります。

(1)書籍
日本から持ってきた本や隊員仲間から借りた日本語の本を読んでいます。
著作権切れの名作や気になる新刊はキンドルアプリで落として読みます。
こちらで買った地誌や伝記などの英語の本も興味深く読んでいます。

(2)動画
PCでドラマ、ドキュメンタリー、バラエティなどのDVDを観ています。
会社員時代はTVを一切見ない生活をしてきましたが、こちらに来てからは
お笑い番組などを中心に、日本で見られていなかった分を一気に挽回しています。

(3)日記
活動とプライベートの記録を付け、振り返りをしています。

(4)英語
TOEIC/TOEFLのスコアメイクと英会話上達を目的に、夜な夜な勉強中。

(5)筋トレ
健康増進を目的に、家の中で手軽にできるものとして、スクワットや
プッシュアップなどをゆっくりめに筋肉に効かせるようにやっています。
体が鈍ったと感じたら、踏み台昇降100回1セットを1週間続けてみたり、
涼しい季節は、夕方に外を10kmほどジョギングしたりしています。

(6)ゲーム
iPhoneに、スクエニを中心とした往年のRPGを入れて遊んでいます。
昔の記憶を蘇らせつつ、新たな解釈を加えるのが面白いです。
スポーツもの、格ゲー、パズルなども脳トレ程度にプレイします。

(7)電話・SMS
携帯やスカイプなどで電話します。日本語で話す時間はやはり必要です。
ナミビアは約500円で7日間通話もSMSもし放題みたいなプランがあるので、
ナミビアの隊員仲間と長電話したり、SMSでチャットしたりしています。

といった具合です。逆にこちらに来て全くしなくなったことといえば外食で、
近所にまともな飲食店がなく、同僚は家族持ち、徒歩圏内に住む日本人はゼロ。
これといって一緒に行く人もいないので、外食どころか社交自体なくなりました。

あとはネットサーフィンも回線が細く、うまく波に乗れないためしなくなり、
ギターはやりたいのですが、長屋住まいで近所迷惑なので控えるようになりました。

ともかく、こうした余暇のあるライフスタイルの豊かさを実感する一方で、
ジャパニーズビジネスマンの最高度に洗練されたワークスタイルの美しさも
依然として捨てがたいと感じます。どう生きるか、何を目指すかによって、
自ずと選ぶ道は決まってきます。

電気のない日の過ごし方

ナミビアはインフラが比較的整っており、電気も安定しています。
しかし、年に数回は工事や事故で長時間停電することがあります。

電気がなくて困るのは、(1)照明と(2)通信と(3)調理です。
基本的には充電しておくか、電気なしで済ますかのいずれかですが、
今日は電気のない日の過ごし方について紹介します。

(1)照明

日頃から非常時に備えモバイルバッテリーを充電しておく癖を付けています。
私は日本から4600mAhのモバイルバッテリーを2つ持参しています。

さらに日中はソーラーパネルで発電しエネループなどに充電することも可能です。
私はGOALZEROのNomad7というモデルのものを使っています。
乾電池は単三と単四のエネループプロを使っています。

さて、日が暮れたらバッテリーからUSBでLED電気スタンドに給電します。
使っているのはGOALZEROのLEDライトで、軽作業くらいなら十分な明るさです。
エネループ乾電池のほうは懐中電灯やヘッドランプに入れて使います。

完全に電気なしで済ますのなら、ランタンに火を灯すのもキャンプ気分で楽しいですし、
キャンドルナイトもたまにはいいものですが、火の始末には注意が必要です。
ロウソクは10cmくらいに折って、果物の缶詰の空き缶に立てて使っています。

(2)通信

通信も照明と同じで、充電しておいたバッテリーから給電します。
PCは無理でもスマホが充電できれば、電話もインターネットもできます。
基地局ごとダウンするほどの深刻な停電はいまのところ経験していません。

(3)調理

調理についてはバッテリーではパワー不足のため、炭を使って焚き火をします。
網を使って肉やトーストパンを焼いたり、鍋でスープやパスタを作ったりします。
一斗缶に水を入れて火にかければ、お湯を十分に確保することができ、行水にも使えます。

またナミビアでは、電気調理が大半ですが、小型のガスボンベも売っています。
非常用に1つ持っておくといざというときに活躍してくれそうです。

でもやっぱり最強なのは、ふて寝して復電を待つという方法で、
半日程度の停電なら無敵です(2日以上にまたがる場合は厳しいですが)。